米軍は10日、嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)でパラシュート降下訓練を実施した。訓練場所として日米が合意した伊江島補助飛行場の滑走路補修工事が完了した昨年12月以降、「例外」とされる嘉手納基地での訓練は7回目となる。前回7月29日から12日後の実施となった。
午後4時半から開始、兵士5人が降下
訓練は午後4時半ごろ始まり、兵士5人が相次いで降下し、基地内に着地したとみられる。米軍は当初、訓練を午後3~6時に予定していたが、その後、実施可能な時間帯を午前7時~午後6時に拡大した。
米空軍第18航空団の説明
米空軍第18航空団は本紙の取材に、伊江島補助飛行場が「主要な降下区域であり続ける」とし、伊江島が使用できない場合や任務上の要件を満たせない場合は例外条項に基づき嘉手納基地を使用すると説明。「運用上必要な場合は引き続き嘉手納基地を使用する」とした。
今回の訓練が「例外的な場合」に該当する具体的な理由や、前回から12日後に再び実施する必要性については言及がなかった。
三連協が抗議
沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)」は6日、伊江島の運用再開後も嘉手納での訓練頻度が減っていないとして、伊江島を基本とする日米合意が順守されているのか「極めて疑問」と抗議し、訓練中止を求めていた。