宮古南静園元職員に懲役3年 入所者の通帳で1200万円送金「立場悪用した悪質な犯行」
宮古南静園元職員に懲役3年 入所者の通帳で1200万円送金

宮古島市のハンセン病回復者が暮らす国立療養所「宮古南静園」で、入所者の印鑑や通帳を使い、現金計1200万円を他人名義の口座に送金したとして、窃盗や詐欺などの罪に問われた同園元職員の被告の女(44)=宮古島市=に、那覇地裁平良支部は28日、懲役3年(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。

裁判官が指摘した悪質性

山田義幸裁判官は量刑理由で、金融機関が本来確認すべき代理関係の証明書類を求めていない点を考慮しても「施設職員という立場を利用した極めて悪質な犯行」と指摘した。氏名不詳者からつけ込まれ、架空の投資話を持ちかけられての犯行で、被告自身が経済的利益を得ていない点や介護、扶養が必要な家族がいることなどを考慮しても「実刑を免れない」と判示した。

犯行の経緯と判決内容

起訴状などによると、被告は25年2月と3月、SNSで知り合った「キム」と名乗る人物の指示を受け、入所者2人の印鑑と通帳を使い、指定された口座に計1200万円を振り込んだ。

出典:ryukyushimpo.jp